@article{oai:lib.cku.repo.nii.ac.jp:00001032, author = {小野, 正芳 and Ono, Masayoshi}, issue = {46}, journal = {千葉経済論叢, The Chiba-Keizai ronso}, month = {Jul}, note = {本稿は、利益計算の基礎となる維持すべき資本の観点から考察し、日本およびIFRSのもとで計算・表示される当期純利益と包括利益の同質性が担保されておらず、投資家はその点に注意を払う必要があることを指摘している。投資家による企業価値評価の際に必要となる資産・負債の価値変動を反映した情報が、純資産変動を表す包括利益であり、包括利益計算における維持すべき資本は、将来キャッシュフロー獲得能力を表す期首純資産となる。また、事業活動の効率性を評価する際に必要となる、インプット・アウトプットを表す情報が、収益・費用の差額たる純利益であり、複数の維持すべき資本が想定されうる。リサイクルなしであれば、収益・費用は資産・負債の変動とリンクし、純利益は期首純資産が維持すべき資本とする利益となる。一方、リサイクルありの場合には、純資産の増減がなくても純利益が計上されうるため、純利益は期首純資産を維持すべき資本とした利益ではなくなる。この場合、包括利益と純利益は概念レベルで異なる利益となる。, KJ00007992180}, pages = {1--16}, title = {当期純利益情報の混乱 - 資本維持の観点から -}, year = {2012}, yomi = {オノ, マサヨシ} }