@article{oai:lib.cku.repo.nii.ac.jp:00001536, author = {近藤, 光 and Kondo, Hikaru}, issue = {62}, journal = {千葉経済論叢, CHIBA KEIZAI RONSO}, month = {Jun}, note = {家電,半導体といった製造業が競争力を失って久しい日本において,アニメやゲームといったいわゆるコンテンツ産業は注目を集めてきた。本論の目的は,日本のクリエイティブ産業の中心を担うコンテンツ産業において重要な役割を果たしてきたバンダイとナムコ両社の発展の歴史と戦略を明らかにしながら,両社が経営統合を果たした要因をクリエイティブ産業との関係から考察することである。  両社はともに創業者(家)が大きな影響力を持った企業であった。バンダイは玩具,ナムコはアミューズメント施設運営と創業時の事業は異なるが,両社は総合エンターテインメント企業を目指すという経営者の意思のもと事業拡大と多角化を進めた。この総合エンターテインメント企業へという言葉は,まさにクリエイティブ産業企業への成長を目指したものであったといえる。  1990年代後半から2000年代にかけて日本の多くの産業で企業の合従連衡が進んだが,2005年の両社の統合によるバンダイナムコの誕生は単なる規模の追求ではなく,それぞれの事業分野を活かした相互補完的なものであった。この背後には,日本のクリエイティブ産業における I P(知的財産権)を中心としたメディアミックスの経済性といえる範囲の経済性の追求があった点を指摘する。}, pages = {103--122}, title = {日本のクリエイティブ産業における多角化戦略 ― バンダイナムコのケース ―}, year = {2020}, yomi = {コンドウ, ヒカル} }