@article{oai:lib.cku.repo.nii.ac.jp:00001546, author = {馬場, 大樹 and Baba, Hiroki}, issue = {63}, journal = {千葉経済論叢, CHIBA KEIZAI RONSO}, month = {Dec}, note = {本実践報告の目的は,学級活動へのアクション・リサーチを事例として,研究者の関わりを通じた教師の生徒指導上の意識変容を,当該教諭へのインタビューから明らかにすることである。今日,教育実践の研究方法として,アクション・リサーチが注目されて久しい。アクション・リサーチとは,教師と研究者とが協同して教育現場における実践上の課題に取り組むことによって,実践と理論の双方の発展をめざす研究方法であり,教師と研究者との協同性にその特徴を有している。ただし,協同的な関係性にありながらも,教師と研究者はそれぞれに別種の専門性を担うものとして互いに異質性を有している。とすれば,教師と研究者の協同性を無批判に強調するのではなく,協同的なプロセスに内在するその役割の異質性が,開発される実践や教師の成長に対してどのように作用しうるのかに目を向けた研究蓄積が求められるのではないであろうか。  こうした課題意識に基づき,筆者の取り組んだアクション・リサーチを事例として,教師へのインタビューをもとに,生徒指導上の意識変容を辿ることとした。本報告事例から,自身にとって異質な役割を担う研究者とともに実践開発に取り組むという,教師にとっての「負荷の高さ」が,生徒指導上の意識変容を生じさせたことが示唆された。このことから,教師の意識変容に作用しうるような教師と研究者の関係性として,互いの目的追及の自立性を保ちながらも同一の課題解決に取り組むという様態を展望することができた。}, pages = {81--100}, title = {アクション・リサーチを通じた教師の生徒指導上の意識変容 ―話し合いと多数決について考える学級活動の実践を踏まえて―}, year = {2020}, yomi = {ババ, ヒロキ} }