@article{oai:lib.cku.repo.nii.ac.jp:02000009, author = {桜井, 篤 and Sakurai, Atsushi}, issue = {68}, journal = {千葉経済論叢, CHIBA KEIZAI RONSO}, month = {Jun}, note = {我が国において経済成長の軸としてインバウンド集客の必要性が叫ばれて久しい。政府が平成28年に「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」を開催しインバウンド集客を新たな軸と定めてからこの勢いは加速している。そこでは「見る、買う、食べる」の従来の観光三要素に並ぶ新たな目玉として「体験する」ことが強く推奨されている。しかし「体験」は他の三要素とは、旅行者の欲望の満たされ方がそもそも違うため、集客と満足度の向上においてはプラン等の造成上新たな知見が必要とされる。「体験」は、欲しいものを「買いたい」とか美味しいものを「食べたい」といった理解しやすい直接的な欲望の形となって顕れないケースが多い。従って、その替りに傾聴や体験を通して心身をしっかり浸して没入できる「物語」の存在が求められている。本稿では、体験型観光プラン造成時における、この「物語」の意義を再確認した上で、その構成要素を「ストーリー」と「ナラティブ」の二つにわけ、それぞれの功罪に言及する。さらに地域の観光振興の成果の向かう所である「シビックプライドの醸成」を見失うことなく、コンセプトワークの重要性と体験型観光プランの強味を再確認し、より「体験効果」を高める物語化(ストーリー化)の有り方を探った。最後に、物語が作れない場合でも「物語」のそもそもの意義に遡り分解することで、参加者の一定の満足度を満たす実用的な代替策を示唆した。}, pages = {117--136}, title = {体験型観光プラン造成時における「物語化」についての一考察}, year = {2023}, yomi = {サクライ, アツシ} }