@article{oai:lib.cku.repo.nii.ac.jp:02000102, author = {鈴木, 敦 and Suzuki, Atsushi}, issue = {70}, journal = {千葉経済論叢, CHIBA KEIZAI RONSO}, month = {Jun}, note = {受傷体験を選手としての成長につなげるためには、受傷体験の持つネガティブな側面だけでなく、ポジティブな側面に注目する必要がある。しかし、先行研究においては、受傷体験のポジティブな側面にはほとんど関心が向けられてこなかった。そこで、本研究では受傷経験後の心理的成長につながる心理要因として、自己および他者への気づきとスポーツ傷害の受容の2つを仮定し、両者と心理的成長の関係を明らかにすることを目的に調査を行った。復帰までに1ヶ月以上かかる受傷経験があり、受傷から復帰までの状況を詳細に思い出せると回答したアスリート195名(男性158名、女性37名)を対象に質問紙調査を実施し、受傷アスリートの気づき尺度、脱執着的対処尺度、日本語版外傷後成長尺度への回答を求めた。t検定を用いて分析した結果、受傷アスリートは時間経過に伴い、スポーツ傷害の受容および自己・他者への気づきを深めることが明らかになった。また、日本語版外傷後成長得点の上位群と下位群に分類して両者の得点を比較した結 果、受傷時期に関わらず成長高群の方が成長低群よりも脱執着的対処得点と受傷アスリートの気づき尺度が高いことが明らかになった。以上の結果から、受傷は心理的成長の契機になること、自己理解を深めることが日々の競技生活において求められることが示唆された。}, pages = {83--94}, title = {受傷アスリートの心理的成長に関わる要因の検討}, year = {2024}, yomi = {スズキ, アツシ} }